●50代のおっさんが包丁を砥ぎながらストロッピングを考える閑話。

ストロップバー46cm.jpg
昔は皮砥を使う理容師さんを良く見かけたが、最近ではアウトドアで

使うナイフをストロッピングしている動画を良く見かける様になった。

顕微鏡を使って確認した分けでは無いが、皮砥の効果は丸まって

しまった刃先の適度な粗面形成と微小なバリの除去だと思う。

おっさんも以前は自作の物を使っていたが、ただ何と言うか止め時が

今一分からない。おっさんの場合、やり過ぎてしまうのである。

よせば良いのに20回も30回もストロッピングしてしまうのである。

納得がいく頃には刃先が丸まってしまっていた事が何度かあった。

う~~ん、これはいかん。そう思って試作を重ねた結果出来たのが

画像のストラップバーである。 改良点は皮の厚みを1mm程度の物

に変える事で、ストロップする際の刃の沈み込みを極力少なくした。

使う木材は極力硬い物を選び鉋で平面を出してから使う。

次に1回のストロップで刃全体が当たる様に長さを変えてみた。

通常の物は長くても30cm前後だと思うが、これは46cmある。

この長さを生かし刃物全体を1,2回ストロップすると刃先が適度

に鞣される気がする。

他にもホームセンターで売っているフェルト素材や皮の銀面を使った

物、過去に5本程作ったがこのストロップバーが一番、しっくりきた。

皮の入手先だが、楽天で"レザークラフト" "革はぎれ"で検索すれば

沢山ヒットする。値段も比較的安価なので、厚みの違う皮を沢山

揃えて試作してみた。

皮はぎれ.jpg


コンパウンドについてはバークリバーのコンパウンドを使っているが

他のメーカーやホームセンターで売っているピカール等、何でも良い

と思う。 ちなみにホームセンターで買ったフェルト素材とピカール

の相性はなかなか良かったと思う。全体にピカールを厚めに塗り乾燥

させた後に使うのだが、通常の皮砥と違いマイルドな感じがする。

更に、刃先に残ったバリの存在が分かりやすいのだ。耳を澄ませて

使うとプチプチとバリが引っかかる小さい音が聞こえる。

片刃包丁にはあまり使う事は無いがナイフのメンテナンスには欠かせ

ないと思う。片刃包丁に使わない理由はせっかくの裏押しの平面が

失われてしまう可能性があるからだ。皮砥の様な刃を当てた時に

沈み込む物は両刃専用と考えた方が良いと思う。

結論としては、ストロップバーについては長い方が良いと思うのである。 




    岩魚岩男

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